内在性治癒力が低い条件下の皮膚の傷・潰瘍・褥瘡のケアと植物のお世話のアナロジー

http://www.jspu.org/jpn/info/pdf/guideline4.pdf褥瘡予防・管理ガイドライン(第4版)(2015年)

  • とにかく治りにくくなっている局所環境で、かつ、
  • コンプライアンスが期待できない状態もある(例えばDementia)

iocp.org.uk

  • こうなると、植物のお世話的に見えてくる
    • 「荒れた土地(治りにくくなっている局所環境)」に
    • 「コントロール不能な環境要因(天気・風・害獣)」=「外的悪要因」がやってきて
    • 「雑草(生えてほしくない植物~感染・膿・デブリ)」=「内的悪要因」が発生する状況で
    • いかに、きれいな「芝生~生理的な真皮・表皮」を育てるか
  • 「外的悪要因」を防ぎ(保護)
  • 「内的悪要因」を丁寧に取り除き(処置)
  • 「局所環境」の整備:全身の栄養状態をよくした上で、局所循環(動脈的配達と静脈的・リンパ流的回収)を良くするケアをする。薬物療法もありだが、保存的非薬物療法が大事
    • 水やりと排水の確保。肥料も大事だが、肥料を活用するにはそれなりの局所機能の存在が大事(肥料負け防止も大事)